山田まな 活動日記

★政務調査費の個人支給について

説明責任があるので、日記にたてます。

政調費の個人支給について、「違法ではない」とする理由を2つほど挙げます。ですが、その後、会派としての問題点を1つ挙げます。執行部メンバーではないので、すべて個人的見解です。

1.過去の判例より

会派に渡された政務調査費を、政務調査分担費として、個人支給することが、合法か違法か、過去争われた事件がありました。札幌市の話です(手元にある資料に、日付が載っていないので、またちゃんとした名前は後で書きますね。今ある資料で特定できそうなものは、「札幌高等裁判所第二民事部」「裁判長裁判官 末永進」「裁判官 森邦明」「裁判官 杉浦徳宏」です)。札幌地方裁判所では、「違法」とされましたが、控訴審の高等裁判所で「違法ではない」となりました。ので、確定判決は、上級審の「違法ではない」になります。

政務調査費に関して、地方自治法第100条では、交付の対象を①会派、②議員、③会派又は議員とする、と3種類の方法を認めています。札幌市の条例は、名古屋市と同様に①の、会派支給を定めていました。そのうえで、判例主文。

「政務調査分担費として、会派を通じて各議員に交付された場合であっても、交付を受けた各議員において本件条例の使途基準(※山田注 5月14日「政務調査費とは」の日記に名古屋市の使途基準を掲載しています。ものすごく複雑かつ細かいかつ厳格なので、使いづらいという声が多々あります。が、本来の市政調査のためにならぞんぶんに使えるものです。) に適合した経費に充てた場合には、実質的に本件条例に適合するものといえるから、違法と評価することはできない
 しかしながら、被控訴人(※山田注 札幌市で政調費不正使用を訴えられた会派のこと)は、会派が政務調査費を当該会派に属する偽胃の調査研究活動に必要な経費に充てるため、各議員に政務調査分担費として支払うことは本件条例上当然に許容されていると主張し、かつ、被控訴人がその所属議員に支払った政務調査費分担費の具体的な使途等については、各議員の政治活動の内容そのものにかかわる問題であり、その明細を明らかにするのは相当でなく、またその必要性もないとして、政務調査分担費を会派のために使用したと立証する意思はないという。
 そうすると、政務調査費を会派のために使用したとの立証のない本件では、…(略)…、違法な支出であるといわざるを得ない。」
 わかりにくいですが、つまり、①政務調査費の会派支給のちの個人支給は使途基準に適合していれば、違法ではない。→②しかし、具体的な明細を明らかにせず、会派のために使用したと立証する意思はないと、当該会派は主張。→③それでは、違法となる。

という論旨です。

2.減税日本会派ルール

4月初旬の時点での団総会の時点で、団長が政調費の個人支給の方針について、メディアの前で発言しています。大まかに、①各自、政調費用の政治口座を必ず作ること、②1円単位の全面公開(すべて視察等は必ず報告書を付けること)、③政調費の公開は、個人単位で行う(他党は会派全体で行っているため、責任の所在が曖昧になってしまう)、④不正使用発覚の際も、すべてその個人で、説明責任を負い、訴訟や解職リコールに発展した場合でも、会派全体で責任を負うのではなく、その個人が負う。と、なっていました。
政調費が個人支給されても、政調費の使途基準は厳格に遵守し、月末にはまとめて領収書を会派内の財務担当にチェックしてもらい、市会事務局に提出します。その際、使途基準に適合しているか心配な場合は、その都度、事務局の政調費に詳しい方に、厳しく審査していただく。そして、次の年にすべて公開しますから(私は今回他党の方を拝見しました。それを踏まえ、今後、私の考えとしては、領収書だけでは足らず、報告書を付けるべきだと考えています)、その時に不正使用がされているかどうかチェックされ、不正使用していれば、訴訟もしくは、本会議の場で個人が、糾弾されます。 
 この個人支給の問題は、実は10年くらい前に、名古屋市会で問題になったものでした。その時は、1円からの全面公開制度もできていなかった時でしたから、「使途が明確にできない個人支給はいかん」と結論が出たそうですが、今回は、使途を全面公開するので、状況が変わってきています。

★今回の減税日本の問題点
政調費に詳しい方々にお話を訊きましたが、「問題だ」「問題でない」とバラバラのお答えでした。しかし、総じて、「今までと違うことを始める時は、会派ルールをしっかり公開し、『我々はこうやって政調費を使っていきます』としっかり宣言する手順を踏まなかった」とのご指摘でした。その点、深く反省すべきところです。お騒がせしてすみませんでした。今後は、執行部の方針にゆだねますが、耳にするところですと、領収書と引き換えに、政調費支給型(従来通り)になるような話です(未確定ですが)。その時、帳簿をつける人が必要になりますが、28人の市議の誰かに、28人分の帳簿をつけてもらうのは、なかなか大変なことなので、人を雇うことになりそうです。(控室にいらっしゃる市役所の事務係の方々は、政調費を管理できません。政調費は議員の非公務の活動に使うことを限定しているので、公務でない業務である政調費管理は、市役所の職員さんたちは触ることができません。) 政調費の会派の帳簿管理に、政調費で人を雇うくらいなら、個人単位で、各事務所で自分の分の帳簿管理をして、不正使用などがあった場合、個人が責任を負うというやり方のほうが、より透明化できてよいかなぁと思っています。ですが、「きわめて不適切」とのご指摘がありましたので、そのように思わせてしまったこちらに大変な落ち度がありました。申し訳ありませんでした。

どうも、お騒がせばかりしていて申し訳ありません。28人が一枚岩になること(一枚岩になれずとも、同じ方向を向いていけること)、市民のみなさんの方を向いて、常に市政を執り行うこと、華美に走らず、政局に寄らず、ただ愚直にもコツコツと町をあるき、人の話を聞き、いろんなことを吸収して、政治の場に生かしていけたらと考えています。みなさまには、落胆やお怒りばかり与えてしまっていること、非常に心苦しく、自分が情けなく思っています。本当にごめんなさい。会派がうまく回転できるよう、一刻も早く会派内ルールを整備していくようにします。もうしばらく、軌道に乗るまではドタバタしてしまうかもしれません。どうか、なにとぞ、ご容赦ください。
by yamadamana2011 | 2011-05-29 21:41 | 考える

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